「アルパカの耳」では、「カウンセリング」と「対話セッション」の2種類のサービスをご用意しております。ご予約毎にご希望のサービスをお選び頂けます。
カウンセリング
解決志向アプローチを中心に用います。問題の追及よりも解決に焦点をあてる心理療法です。最初にゴール設定を一緒に行い、一歩一歩ゴールに近づくための方法を共に考えて解決を構築します。目的地があるハイキングや頂上を目指す山登りを案内役と一緒に歩むイメージです。担当臨床心理士1名が対応させていただきます。(訪問カウンセリングの場合は原則2名で伺います)
※お願い※ 女性スタッフのみで運営しているため、来談カウンセリングは男性ご利用者様単独のカウンセリングはお受けしておりません。女性ご同行者様同伴でご来室頂くか、まずは対話セッションからお申込み下さい。
【解決志向アプローチ(Solution-Focused Approach)とは】1978年にInsoo Kim Berg(インスー)とSteve de Shazer(スティーブ)夫妻がアメリカ・ミルウォーキーに開設したBrief Family Therapy Center(短期家族療法センター)で提唱され発展した心理療法です。 ☆おすすめ参考文献☆「解決志向ブリーフセラピー」森俊夫・黒沢幸子著 ほんの森出版
対話セッション
対話を続けることを目的にしたセッションです。解決や治療は目指しません。「話す」時間と「聞く」時間を分離し、参加者全員が対等な立場に立ち、お互いの声を尊重して、全員が安心安全と思える対話の場を共に構築します。セッション後、何か腑に落ちたと感じたり解決を見つけたりする事がたまにあるかもしれません。それはあくまで副産物(おまけ)です。最初から解決を目指すことは目的ではありません。あて無く歩く散歩や森林浴の最中にたまたま腰掛けた切り株の根本に見つけたキノコが焼いてみたら美味しかったという感じです。散歩すること、森林浴すること、それ自体が目的であるのと同じく対話を続けること自体が目的です。臨床心理士2名が参加させていただきます。お独りでも複数人数(~5名ぐらい)のご家族やご友人など、お悩みのテーマに関わりのあるグループでご参加いただけます。
【対話(Dialogue)とは】1980年代にフィンランドの精神病院でJaakko Seikkula(セイックラ)らによって開発された「Open Dialogues(オープンダイアローグ)」や同時期にフィンランドの公的援助機関において行き詰った多職種連携を再機能させるためにTom Erik Arnkill(アーンキル)らによって開発された「Anticipation Dialogues(未来語りのダイアローグ)」などで注目を浴びている「共に考える手段」(「オープンダイアローグ」p3)です。 ☆おすすめ参考文献☆「オープンダイアローグ」ヤーコ・セイックラ&トム・エーリク・アーンキル著 高木俊介・岡田愛訳 日本評論社